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胃癌でトラスツズマブ [比較的閲覧数の多い記事]

僕はSOX + トラスツズマブ(ハーセプチン)で抗がん剤治療をしている。

SはS-1、OXはオキサリプラチンと言って従来からのがん治療薬で、癌細胞の増殖を防いだりするが正常な細胞も攻撃するらしい。

トラスツズマブは分子標的薬といって、癌細胞がHER2タンパクと結びついてそれをきっかけに増殖しようかって所に直接作用する。
HER2タンパクが異常たんぱくの受容体と合体する前に分子標的薬が受容体に結びついて、HER2をブロックする。癌細胞は増殖できず活動できないところを、NK細胞やマクロファージが食っちゃうらしい。
ただし薬の使用には条件があって、HER2タンパクを持っているか検査をして陽性反応が出なければならない。

なんとも劇的なSF映画みたいな話だ。それか「働く細胞」←癌の話は面白かった。

胃癌のブログをよんでもこの組み合わせの治療を受けている文章を見受けられなかったので、たまにはこんな文章を書いてみた。




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お気の毒なドクター

昨日歯科医を訪問した時、各ブースの椅子の正面の壁にA4のお知らせが貼り付けられている。
何やら4項目ほど書いてあった気がする。

文章はあまり覚えていないが
「できない治療を要求しないで」とか「同じ治療を何度も要求しないで」
といった感じの事が書いてあった気がする。
患者独自の知見で見当違いの治療を要求するのか、自分で歯や歯ぐきや神経の診断ができると思い込んでる人がいるのか。

紙にプリントして張り出す位だからよっぽどなのね。お気の毒…と思った。
その僕の隣のブースで年配の患者さんとドクターの会話が聞こえた。
「でも…」「前回説明しました通り…」「でも…」「患者様がそれで…」「でも」
といった感じの実りのない長い会話が繰り返されていた。

癌の治療って命にかかわるので、こんな患者さんが癌治療にきたらドクターもさぞ大変だろう。




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メンタルに対してのフィジカルの追従

今日の朝で今回のクールのS-1服用が終了。

午前中に予約した歯科医に訪問。S-1服用が来週まで休みという喜びに加え、天気もとてもよかった。朝に薬を服用したばかりだが、とてつもない開放感を感じてしまった。
副作用がきつくなると反動でそうなるのか。

歯科医のあるビルが百貨店なので、治療後に用もないのに物販店をうろうろしてしまった。
そこではっと気づく。躁鬱状態の躁に転じた時と似ている。
万能感を感じて僕に必要なのは何だ、みたいな気持ちになる。
実際は躁の時は張り切って仕事するから買い物に行かず、家で通販で買い物するんだけど。

メンタルの高揚に影響されて体を動かす気持ちも出てくる。
体に力が入るようになった。

メンタルに打ち勝つ身体って作れたら理想だけど、実際はどうなんだろう。今こういう思考しちゃうところが躁状態なんだと思う。筋トレ器具を衝動買いしない様に注意せねば。




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身辺整理と互助会 [比較的閲覧数の多い記事]

癌になり、最悪の事を考える。
猫を奥さんに託さなければならない。
無駄なサブスクとかが残っていて必要ない出費が無いか調べた。
ゴジョカイという支出があった。

母親の葬儀の時、無宗教で坊さんは呼ばなかったが音楽葬にしてほぼ100万円支払った。
費用については大手の葬儀屋だったのでそんなもんかという感想。

支払いが済むと互助会に入らないかと勧められた。
毎月2000円で10年間支払う。それまでに葬儀をしても約四十数万円の基本料金が半額になるとの事。

当然親父の先を考えての事だった。
でも親父は死ぬ死ぬ詐欺の人だった。
老人ホームで逆にパワーアップしたみたいだ。

そんなこんなの間に僕が癌に罹ってしまった。僕が自分の為に使う羽目になるかもしれないと。
こんな悔しい事は無い。引き落とし先を親父の口座にしておけばよかった。
癌細胞絶滅を心に誓う僕であった。




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癌治療を始めてトイレ掃除が楽になったが

抗がん剤を始めると用を足すときは小でも便座に座ることになる。

治療していない人がおしっこに触れると、抗がん剤に曝露して影響を受けるとの事だ。
便器の外に出すなという事だ。

癌治療と共に今は酒を断っている。
延々お酒を飲んでいると一時間もたたずにトイレに立つ。酔っぱらいは狙いが定まらない。就寝してからも尿意で目が覚め、寝ぼけて用を足すので狙いを外す。
汚すたびにふき取りはするのだけど完全では無い。
普通におしっこしても目に見えない飛沫は散っていると思う。

今どきは24時間換気なので廊下や部屋は、トイレと風呂の換気扇で排気する。
トイレに扉の向こうの埃が入ってくるから、飛沫と合体して頻繁に拭き掃除しなくてはならない。

便座に座って用を足すようになって、トイレの床の埃は掃除機で吸えば良い。
掃除が楽になったっし、匂いも減った。

そうなってくると外出先のトイレの汚れが気になって仕方がない。
汚いトイレには使う気が無くなってしまう。
新しいコンビニなどでは洋式便器では座って用を足してくれと案内が掲示されている。

アルコール依存の時は常に下痢状態なので、外出時はトイレを考慮しながらの移動になる。
ストレスで過敏性腸炎の時は職場内の移動も注意しなければならない。
まさか自分が便秘になる日が来るとは。

早く座って用を足す、という習慣が根付いてほしい。




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霧がかかった頭が一時的に晴れる瞬間

仕事を休んでストレス源から距離を置いている現在ではなく、以前の話。

ストレスやらアルコールやら鬱状態やらで継続的にぼんやりしている時でも、一時的に頭の霧が晴れた時が有った。それは否応なしに頭を断続的に働かせなければなかった時だ。

一つ前に勤めていた会社では社員教育の講師もしていた。自分の経験や職場にあるマニュアルをを相手の経験度に合わせて説明する。長い時は一人で丸一日指導を続ける。

まだ辞めてない今の会社では、定期的に大勢のカスタマーの前で説明や質疑応答にこたえなければならないときがある。ノートパソコンや副読本を準備して相手にストレスなく返答していかなければならない。

それらを終えた後は凄く頭がじんじんして血液がめぐっている気がする。
疲労感と爽快感がある。

長々書いているが、頭が他の無駄なことを考えずに一心不乱になれる何かが有れば良いだけなんだけど。
でも、大型バイクに乗ってても仕事の事が頭に浮かぶ。
僕の場合は大分追い詰められないとそういったシチュエーションに嵌らないみたい。




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笑いに飢える

ストレスが溜まっていて、うまく発散できないときはテレビやネットで大笑いしたい。

関西ローカルテレビの深夜放送枠のノリが大好きだが、録画してまで見る気も湧かないのでレコーダーは無い。

地上波でもBSでもプライムタイムは、内容のうっすい薄い番組ばかりででちっとも面白くない。
動物中心の番組でもタレントが出て画面の邪魔だ。アイドルが必要ない番組でも出てくるので更に内容が薄くなる。

メンタルヘルスが低迷している時は、手っ取り早く笑うために酒に走るようになる。
お酒で脳内物質が分泌されると笑いの敷居が低くなり、たいして面白くなくても平和に視聴できる。
何回も見た動画でも少し面白いと思う。

今ではTVerで時間帯関係なくお笑い番組が見ることが出来る。ただ腹がよじれるくらい面白い番組でも深夜時間帯からプライムタイムになるとアイドルが出てきて内容が急に薄くなる傾向がある。
面白いと思うお笑いタレントでも、売れると司会業に忙しくなり新しいいネタが見られなくなる。

しかもたった今は年末を控えてお笑いタレントが忙しいのか、いつもの番組内容が薄くなっている気がする。

もっと言うと、ハリウッドの馬鹿馬鹿しい下ネタも多いお下品なコメディ映画が無くなった気がする。
「テッド」みたいな映画が大好きなんだけど。作るの止めちゃったのか、日本で公開されてないだけなのか。

笑うとNK細胞が活性化するっていうし、癌患者の僕にとってはにとっては切実な悩みだ。

そう考えているのは僕だけなんだろうか。




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定期的な泣き言(第4クールで新しい副作用)

相変わらず各クール二週目がきつい。
何度も書いたけど倦怠感がだんだんきつい。
立ち上がってよたよた歩く回数が増えてきた。
横になってる時間も増えた。

前回口内炎の症状が出たが、酷くなることなく収まったのでほっとした。

しかし二日前から何秒かの短い動悸が起こるようになった。頻繁ではないけど。
今までは無かった事だ。行動に支障はない。単に不安になるだけ。

副作用の動機というのはS-1とトラスツズマブの両方にある副作用らしいので、どっちが原因か等は分からない。勝手に服用薬と点滴なら点滴の方が副作用がきついという根拠のない思い込みをしていた。

S-1が動悸の原因とすれば、すこし切ない。
というのは患部切除後に一年位服用するケースが有るような書き物を読んだ。

まあ実際治療法は個人によって違うし今慌てて心配しても仕方がない。
成り行きで服用期間が変わるかもしれないし、折をみてドクターに聞かなきゃわかるもんでもない。
奥さんに話したら更年期障害でも動悸はあるよと言われた。

そう考えたら心臓が止まりそうな強烈な動悸でもないし、まあ良いかとという気になってきた。

文に書いてみないと頭の中が整理できないってのもなんだかなー。
長い飲酒の習慣とストレスのせいで程よく脳の皺が減っちゃったのかも。





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照明とメンタルへの影響

住んでいるマンションが大規模改修中で、足場とネットと今の季節のせいで部屋の中が薄暗い。
更に自室の窓がマンションの北側で、更に公共通路側なので昼間でも照明を点灯させないといけない。

昔から時差ぼけを直すのに朝に明るい照明を浴びると脳も目を覚ます、なんてことを何処かで見聞きした事が有った。24時間勤務もやったりで更に睡眠障害で困り果てていた。
目覚めをよくするためには、単に白色で照度が高ければ良いと思っていた。
結局鬱状態でアルコール依存の僕には朝に覚醒なんてことにはならなかったけど。

明りには色温度というものが有り、色温度の低い順からとナトリウム灯(オレンジ色)で約2000K(ケルビン)、白熱電球(電球色→黄色)で約3000K、白色で約4000K、昼白色(青みがかった白)で約50000Kである。ちょっと蘊蓄。

寝室なんかは電球色(暖色ともいう)でリラックスできる色にして、居間や自室は白色で照度はマックスに設定していた。

今は病気で仕事しているわけではないので、狭い自室で昼間に白色かつ照度最大の照明で長く過ごしていると疲れを感じるようになった。
そこで、白色(寒色)を10から8にして暖色を0から2、明るさを10から8とかに調整した。
それ以外に大型モニターで動画を見るときはもっと薄暗くしたり気分に合わせて調整すると、とても快適になった。人によってその色は変わってくるのだろうけど。

今どきの照明は調光・調色機能が普通に付いていて有難い。
少し前では蛍光灯に電球色・白色・昼光色・昼白色の4種類を使い分けていたのに、便利になったもんだ。

初めて買ったLEDシーリングライトは「さくら色」といってピンク色に点灯する機能がついていた。
未だにどういうシチュエーションで使うかわからない。

近所の踏切は夜間に青い照明がついているので、どうせならその色に調色できればいいのにと思った。
たった今、調べてみたら商品としては有った。
今度睡眠障害になったら買ってみようと思う。

そんな日が来なけりゃ良いけど。生きていればね。





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健康保険でもなく生命保険でもない保険

37歳で異業種に転職した。
職業訓練校に行きながら資格を一杯取った。

職業訓練校の授業内容はあまり転職後に現場で役に立たなかったが、資格試験対策をしてもらったのは助かった。
失業給付金以外にわずかながら手当も出た。

しかし当時は35歳の壁が有って、企業側には未経験者は35歳までという暗黙のルールがあった。
今はあまりの人手不足でそんなこと言ってたら仕事が成立しなくなってしまう。

この壁は取った資格で何とかクリアできた。それなりにはったりが効くというか、圧倒的に有資格者の需要がある資格をすごく頑張って取った。

その上で今の仕事とは全く関係ない資格も取った。将来のお守りとして。
大型トラックの免許を取ったついでにけん引一種免許と大型二種免許も取った。
免許制度改正の前だったのでタイミング良かった事もある。今は普通と大型の間に中型免許がある。
そのついででフォークリフトと小型移動式クレーンと玉掛も。これは研修で取れる資格だ。

あくまでも保険で自分の心にゆとりを持つ為のものである。
正直なところ12メートルクラスのの旅客満載のバスなんぞ恐ろしくて運転でけんわ。

生命保険の三大疾病特約も使うつもり無かったけど、この保険も使う日が来るかもしれない。





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