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躁鬱って面倒(弟は肉食獣)

弟は人間の食べ物に興味津々。
鍋の具を食卓においていたりすると、とりあえず肉や魚にちょっかいをだして僕に頭をはたかれる事になる。姉は匂いを嗅ぐだけで口は出さない。ごはんもカリカリの方が好きだし。
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躁鬱の何が面倒臭いかって、時々とてつもなくやる気がでて空回りすること。

躁状態ってそれなりに機能も発揮するので、俺まだまだこの仕事できるやん、となる。
鬱に転じると仕事ができなくなるというか思考が停止する。
職場で協力会社の人と話をしていても何をしゃべているかわからない。
何度も聞きなおしてメモ取りまくって、後で凄く時間をかけて図面等資料を見て「そーゆー事か」となる。
悪いことに躁の時は仕事がいつも以上に出来るが、その期間は極めて短い。

躁の時には仕事を上手くいかせる事ばかり考えて、理解できもしない専門書等をしこたま買った。今の俺なら理解できるって感じになる。

電子書籍以外の物は箱に詰めて部屋に積みあがっている。
気付けば数十万円分は購入した。時計なんかの収集癖が無くて助かった。
余命尽きる直前に「燃やせないゴミ」で出す。
だって高かったんだもん。


心療内科のドクターに双極性って云われて自分の行動に府に落ちたんだが、効かない薬処方し続けるよりもっと早くに教えてよーと素直に思った。そう告げられてからメンタルクリニックに行くのはやめた。






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食前のシュワシュワ(ジト目の弟)

弟猫は僕が姉猫と仲良くしてるとじっとこちらを見ている事がある。
この顔を見ると土曜ワイド劇場の某ドラマのタイトルを思い出す。
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癌治療を始めて酒をやめた。あなたは糖尿病だと健康診断で言われ、食事の質や量にもささやかに気遣うようになった。
理由はわからないが、仕事に行かなくなり抗がん剤を使用し始めた当初は腹が減って仕方がなかった。

そこで奥さんが飲んでいるノンアルビール風味炭酸飲料を飲むことにした。
彼女は麦の味が好きらしく、酒よりむしろそっちが良いらしい。
アルコールを大量摂取していた時はちっとも美味いと思わなかった。もともと酒を美味いと思って飲んでなかった。以前一度禁酒に使ってみたが二日くらいで挫折した。

これを食前に試してみると早飯喰らいの僕も満腹感が得られてよかった。でもいつまで経っても酔わないので、何故か二本目まで飲んで夜中無駄に尿意で目が覚める羽目になる。更に抗がん剤点滴後に冷えたのを飲むと缶を持つ手が痺れるのに加えて、唇と喉がビリビリして飲めない。

元々酒の味に興味が無いので普通の炭酸水でよくなった。
常温の炭酸水を飲みながらハンバーガーを食ってみたら案外良かった…(と思う事にした)
でもすぐ気が抜ける。

以前、京都の人が気(き)が抜けるを「け」が抜ける、と言っていたのを思い出した。
そのためその言葉を聞くたびにその人の前頭部を思い出す。





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癌と関係あるのか歯の痛み

姉猫は御年10歳である。
寝ている時間がすごく増えた。可愛さは増すばかりだけど。
以前は30年生きてくれるなら一日で2時間位起きてきてくれたら良いよ、と思っていた。
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以前被せ物をした歯が虫歯が再発して、何か所も被せ物を外して治療してもらった。
膿んでるせいで口臭も酷かったと思う。気持ち的には3か月位通っていたと思う。
長く通ったせいか、歯科医が最後に虫歯っぽい所を新たに見つけて「痛くないですか?」と聞いてきた。
少しうずく感じがあったが、長い治療を終わらせたい一心で「大丈夫です」と答えた。

歯科医は僕の歯石を除去しつつ、その虫歯のポイントに洗浄水で圧力を繰り返しかけてくる。
意味の無い頑張りで痛みに耐え、乗り切ったこの経験は後悔しかない。
いろんな局面ででこの性格で損をしている気がする。積み重ねで癌になったのかね。

昨日とてつもない歯の痛みで何回も顔が歪みっぱなしで凄く疲れた。大きく痛む箇所は二か所だ。
歯磨きにドルツジェットウォッシャーをたまに使っているが、その圧には反応していない。
おそらく被せ物の内部なんだろうけど、これが食事する気も失せる痛みだった。
せっかく奥さんにホッケを焼いてもらったのに。翌朝食ったけど。
カロナールの500mgの錠剤二個飲んでも全く散らなかった。ただずっと痛いわけでもない。

痛みって考える力や睡眠を奪って迷惑極まりないが、その感覚は健康な体にはある程度必要なものだ。
でも癌である僕には痛みは必要ないので、可能な限り薬に頼って平穏に過ごす事にしたい。





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腫瘍マーカーはあまり役に立たない(のか?) [比較的閲覧数の多い記事]

ウチの弟猫はケツ顎である。
ちょっと格好良いではないか。
彼が大人になってから奥さんが気付いた。
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たまには数値的な話。
癌治療では抗がん剤を点滴の際に血液検査を実施する。

癌の種類により腫瘍マーカーというのが有る。
胃癌となるとCEAとCA19-9という項目で判断材料にするようだ。

でもこれが僕に当てはまっていないようだ。

赤血球とか白血球の各項目の値はそれなりに基準値に対して高い・低いの評価が出ている。
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でも
9月の腫瘍マーカー値
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11月の腫瘍マーカー値
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どちらも基準値以下である。
これで何が恐ろしいかといえば、抗がん剤が効いているかそうでないか兆候が全く見えない。CTとか内視鏡とかで調べないと。
仮に抗がん剤が効いて胃の切除まで行っても、再発の兆候が見えない。

余命をそれほど期待していないけど、諦めきってるわけでは無いからね。







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一部のオジサンしかわからない話 [比較的閲覧数の多い記事]

ウチの姉猫は嚙みついた後、考え直してペロペロしてくる。
ツンデレさんだから。
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奇跡の治癒、なんてことは決して起きない事はわかっている。
癌に限らず生命に係わる病気にかかってる人は皆望んでいると思う。

癌細胞が発見され、ステージ4と宣告され、抗がん剤のゴール地点を聞けば効かなくなるまでとの事。

ふと思い出したのが、うんと昔に読んだ古典SFの「バーサーカー 赤方偏移の仮面」(フレッド セイバーヘイゲン著)である。短編集である。基本の設定がそれ以降のSF漫画やアニメでさんざん使われている。

創造主さえ絶滅させた、遥か宇宙の彼方から来た殺戮機械軍団と太陽系防衛軍との戦いの話だ。
必ず殺されると判っている殺戮者との和平交渉に向かうのが、余命幾ばくもない癌に罹った一人の男である。そこで「奇跡を起こす」といった感じだったと思う。

最近やたらと昔読んだ漫画や小説を大人買いしてもう一度読みたくなっている。
でもどれも絶版なんだよね。kindleで出して欲しい。








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 [比較的閲覧数の多い記事]

弟猫は腹が弱くておやつを選ばないと下痢になっちゃう。
という訳で姉猫が好きなおやつをにこっそり姉だけにあげた。
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すぐさま弟猫が部屋に入ってきておやつを要求する。
騙してアレルギー用フードをあげたが、「これでは無い」という顔する。
すごく恨めしそうな顔をするので姉と同じものをあげた。
獣医が特に問題は無いと言っているので少しくらいは美味しいのをあげないとね。




僕の両親は遠方から引っ越してきていて、更に親戚づきあいがほとんどなかった。
葬式の記憶も2回しかない。遠方なので墓参りや法事もいかない。

そういう訳で宗教マインドがあまりない。オカルトや超能力や宇宙人は好きだが一度も見たことないので、見たという人のいう事はあまり信用してないけど。
でも神社と寺に行けば五円玉を賽銭箱に入れる位はする。
大型バイクに乗っていたときは行き先を寺社にすることが多いので、交通安全のお守りなら購入したこともある。

両親は墓は立てる気ないから合同供養の寺かロッカー式の墓に納骨してくれと言っていた。
しかし結果的に自治体の墓地に墓を建てたと事後に教えられた。値段は聞いたが忘れた。数十万円だったと思う。別にそれは本人の金だし。

墓には両親と息子の名前がすでに彫られていて、骨を入れたら彫られた名前に朱を塗るといったもの。
大抵の人は疑問に思うのか思わないのか判らないが、なぜ名前の彫ってあるグループの単位がそれなのか。
そもそも俺がその墓に入りたいと思っていて彫ったのか。

以前から奥さんに僕が死んだら海にでも散骨してくれと云ってある。
実際は法律でなかなか好きにできないとは思うが。
墓はいらないと云ってある。
墓や葬式は死んだ本人の見栄も幾らかあるだろうけど、それが無ければ残った人のもの。
どうされても良いんだけど正直本人の意思を無視した準備されたものには入りたくない。

実家に訪問の度に死ぬ死ぬ言ってた親父が全くその気配を見せず、母親が先に墓に入っちまったが。
今考えれば本当に同じ墓で良いのか母に聞いておけば良かった。

こんな文章書いて気が滅入ってきたが、僕は猫共さえよければ一緒に墓を作って入ってもいいよ。






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どうでもいい(かもしれない)抗がん剤の副作用

特に困らない僕だけかもしれない抗がん剤の副作用。

鼻毛・髭が伸びるのが早くなった。
腕毛・乳毛が長くなった。


抗がん剤の副作用といえば、末梢神経障害というものがある。人によって違いがあるとは思うが、手足の先端などが冷えた時に痺れることだ。唇とか喉も痺れる。

今日は久しぶりにスーパー銭湯に行ってきた。
サウナに入った後、何も考えず水風呂に入ってしまった。
肩まで浸かった後にはっとして「死ぬかも」と思いつつ自分の体の反応を数秒確認した。
サウナで結構温まって血管が開いてるせいかどうかがわからないが、数秒なら大丈夫だった。
ちょっぴり焦った。






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タグ: ステージ4
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仕事 ストレス アルコール [比較的閲覧数の多い記事]

ベランダを工事中のおじさんを監視する姉と隠れてる弟。
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仕事自体はとてもやりがいがあり嫌いではなかった。
資格もいっぱいとったし、覚える事は無限に有る。

だが、環境が最悪で現場立ち上げの責任者が何人も逃げだすし、資格のからんだ専任者兼責任者なので夜中休日の呼び出しからも逃げられない。お金で御免なさいで済まない場合があるから。

間違いなく仕事環境がストレスとアルコール摂取の原因だと言い切れる。
さっさと辞めればよかったけど、無駄にプライドが高くてあほくさい事をした。

癌の告知の翌々日からきっぱり出勤するのを止めて、毎日大量に摂取していたアルコールも止めて一か月以上たつ。

今は日がな一日猫と戯れて撫でくり回しているので、途轍もなく脳内で幸せホルモンが出てると思うんだけど。

ストレス源から断絶してホルモンでてるんだから癌が治りそうな気がする。






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生命保険 [比較的閲覧数の多い記事]

素早く薬のブリスターに手を掛ける弟猫
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この後口に入れようとして焦った。おばかなんだから。


ぼんやりYoutubeのショート動画を見ていると、何かのネット配信番組の切りぬきが再生された。
スーツを着た人がしゃべっていて、生命保険について語っていた。

その人曰く、生命保険は単なる積み立てに近いので投資の機会を失った勿体ない金、といったことを話していた。

あほくさ、と思いながら次の動画に移動したが何日かたって何か苛つきを感じた。
切り抜いてアップした主は反語的に使ったのか?と疑問を抱き履歴を調べて切り抜く前の動画をみた。
投資のネット配信番組で投資家がプレゼンテーションする番組だった。

生命保険が利益を余り生まないことを笑いしようとにしていた。

積み立てNISAをしていない程の投資音痴で、投資にかける気分的猶予もすでに寿命もない。
金で金を生んでいる人には羨ましさを感じていた。

でも生命保険の進行がんの一時金が今まで掛けた保険金と同じ位で、今後は掛け金不要になる。
入院・手術にも一時金が出るし、体が不自由になっても出る。死亡時受取金も出る。

いやー、生命保険で三大疾病特約つけて良かった。
契約する前は病気になんぞ絶対罹らんと思っていたが。
なんだか試合にはボロ負けしたが勝負に勝ったみたいな。






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胃癌ブログをあちこち読んでみてステージIVの方はどうなっているか [比較的閲覧数の多い記事]

お亡くなりになってる方がほとんどの様子だ。
ご家族の方が最後のご報告をされたり、治療途中でぱったりと更新が無くなったもの。
Youtubeも同様。

進行度がそれより浅い方は胃を切除後しばらくしての転移で困られている様子が伺える。
ステージIII以前の方で更に転移がなく胃の切除で経過が良い方は、ブログのテーマが変化して迷走されている方もいて少し面白い。

奥さんが旦那さんの病気を不安に思ってるブログはあるけど、旦那さんが奥さんの癌を気に掛けるブログは見当たらない。

でも僕はほかの人に比べるとあまり悲観していないみたい。
トラスツズマブが胃癌治療に認可されたのは最近の話だし、日々研究は進んでいる。
何なら「ダ・ヴィンチ」でオペをしてもらったら話のネタにもなる。

うまくいかなくても結果が後の患者さんに役立てれば良いとも思う。


願わくば猫どもを見送るまでは生きていたい。
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